フレディ・ハバードは、1938年4月、インディアナポリス生まれ。
1958年からニューヨークで活動。1960年にアート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズに参加。前任のリー・モーガンに負けず劣らずの粋の良さで注目を集める。
Open Sesame / Hreddie Hubbard
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フレディ・ハバードは、1938年4月、インディアナポリス生まれ。
1958年からニューヨークで活動。1960年にアート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズに参加。前任のリー・モーガンに負けず劣らずの粋の良さで注目を集める。
その後、エリック・ドルフィーらの革新的な実験ジャズに関わったりする一方で、CTIレーベルにフュージョン・アルバムを録音したり、なにやってんだか分からない存在となる。
弱冠22歳の初リーダー・アルバム『Open Sesame』は、ジャズ・メッセンジャーズに参加する直前の1960年6月の録音。タイトル通りの溌剌としたプレイを聴かせ、ハバードの本質はハード・バッパーだったんだと、改めて気付かされる好演。
演奏メンバーは他に、ティナ・ブルックス(ts)、マッコイ・タイナー(p)、サム・ジョーンズ(b)、クリフォード・ジャービス(ds)。
2004/07/10
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マンハッタン・トランスファーの女性ヴォーカルの1人、シェリル・ベンティーンのソロ・アルバム。
2003年6月の来日公演にあわせてリリースされた日本企画盤。 グラント・ガイスマン(g)、ケビン・アクスト(b)、デイブ・トゥル(ds)のレギュラー・メンバーに加え、ケビン・マホガニーやTAKE 6のマーク・キンブルが参加。
ア・カペラ・コーラスで唄われるアルバム・タイトルの「Moonlight Serenade」と、「Blue Prelude」の中間部で展開されるソウルフルなスキャットが圧巻! 聴いているあいだじゅう背筋がゾクゾクする。個人的に超オススメの1枚。
2004/07/11
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ウェズラ・ホイットフィールドは、これまでにもハロルド・アーレン集など、スタンダード・ナンバーをメインに収録した数枚のCDをリリースしていますが、日本ではほとんど知られていない存在。
2000年の5月と6月にカルフォルニアで録音されたこのCDでは、タイトルにもあるように、アレック・ワイルダー、クルト・ワイル、ハリー・ウォーレンが作曲したスタンダード・ソングを唄っています。
「Moon and Sand」は、アレック・ワイルダー作曲、ウィリアム・エンヴィック作詞による、1941年のナンバー。
2004/07/12
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1973年11月21日、新宿「DUG」でライヴ録音された、カーメン・マクレエの弾き語りアルバム。
「夕食の支度をする時刻になったけど、彼はなにも言わずに去ってしまった。一緒に愉しむはずだった夕食のテーブルに、もうあの人はいない」
訥々としたピアノのイントロに続いて、切々と語られる喪失の哀感。 バラード唱法の奥義を究めた、カーメンならではの一曲。
「Supper Time」は、バーブラ・ストライサンドのオリジナル・ナンバーで、1965年リリースの『People/Barbra Streisand』(Columbia)に収録されています。(Jazzではありませんが)こちらもオススメのレコードです。
2004/07/13
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1962年に日本でもNHKで放映された、連続テレビ映画「ルート66」の主題歌。シカゴからロサンゼルスまでの大陸横断道路(2,278マイル=3,644キロメートル)を旅する若者二人組が、その道中で様々な事件に巻き込まれるという、「東海道中膝栗毛」のアメリカ版みたいな話です。
作詞/作曲は、弾き語りの名手でもあったボビー・トゥループ。実はこの曲、テレビ映画が制作される以前の1946年に作られており、番組はこの曲に触発されて企画されたものだったのかも知れません。
『After Midnight』は、1956年8月〜9月、ロサンゼルスでの録音。ナット・コールはすでにトリオを解散しポピュラー歌手に転身していましたが、このアルバムでは、かつてのジャジーなノリのピアノと唄を再現しています。
演奏メンバーは、ナット・キング・コール(vo,p)、ジョン・コリンズ(g)、チャーリー・ハリス(b)、リー・ヤング(ds)、ハリー・スィーツ・エディソン(tp)。
ナット・コールはトリオ時代にも「Route 66」を録音しており、そちらの演奏はマイケル・カスクーナが編纂した『Best of Nat King Cole 』(Capitol)というコンピレーション盤で聴くことができます。
2004/07/14
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未CD化/入手困難 |
映画『黒いオルフェ』の音楽を担当した、ルイス・ボンファのボサ・ノヴァ・ナンバー。ボンファ自身もギターで参加しています。
スティーブ・ローレンスとイーディ・ゴーメの(夫婦)デュエットのアルバムは、現在、ベスト盤が数枚リリースされていますが、この曲が収録されたCDはありません。中古盤市場では、オリジナルLPが1万円くらいで流通しています。
ストリングスとホーン・セクションが加わった伴奏で、アレンジはデオダート。1967年の録音。
2004/07/15
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1962年5月に録音された、ハービー・ハンコック、22歳の初リーダー・アルバム。
幼い頃に耳にしていたスイカ売りの呼び声をヒントに作曲した「ウォーターメロン・マン」は、パターン化されたリズムが印象的で、折からのファンキー・ブームに乗ってヒット。
溌剌としたフレディ・ハバード(tp)、悠々自適なデクスター・ゴードン(ts)の2管フロントも快調。 演奏メンバーは他にブッチ・ウォーレン(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)。
同曲は1973年の『Head Hunters』(Columbia)ではエレクトロニクス化して再演され、ブラック・ファンク・ブームの火付け役となりました。
2004/07/16
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はすっぱなホリーの歌声に、エモーショナルなハワード・レヴィのハーモニカが見事に調和して、「テネシー・ワルツ」録音史上、5本の指に数えられる名唱です。
アルバム全体がこの曲のトーンで統一されていたなら、間違いなく五つ星の推薦盤でした。
残念ながら他の収録曲はポップス調。 なにしろ最初の曲は映画『クール・ランニング』の主題歌「I Can See Clearly Now」だったりします。
この人は結局、味わいのシンガーだと思っていますが、欲が深いのか、1枚のアルバムにいろんなタイプの音楽を五目煮のように詰め込んでしまい、トータル・イメージを崩してしまうのが惜しいです。
逆説的に、そんななんでもありのスタンスがポップス・ファンに受けて、順調にCDがリリースされているのかも知れません。
個人的には、ポップスなんぞに色気を出さないで、初期の頃のような、スタンダードをメインに選曲したニュー・アルバムを期待しています。
音質が抜群に優れているので、システム・チェックに用いているオーディオ・マニアがけっこういるようです。
2004/07/17
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「マンハッタン Manhattan」は、ロレンツ・ハート(作詞)とリチャード・ロジャース(作曲)のコンビによる、1925年のナンバー。
これはもう、リー・ワイリーで決まりでしょう! と断言してもいい決定的録音。
「マンハッタン」をなにか1枚という人も、リー・ワイリーをなにか1枚という人も、都会的センスの洒落たジャケットをなにか1枚という人も、とりあえず買っとけの1枚。
当時30代半ばだったリー・ワイリーの、重くもなく軽くもないハスキー・ヴォイスに、ボビー・ハケットのコルネットが絶妙に絡み、足取り軽くマンハッタンを散歩している気分にさせてくれます。
1950〜51年の録音。
2004/07/18
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熱帯夜に聴く「サマータイム」ほど暑苦しいものはない。
ビリー・ホリデイ、1936年の録音。トランペットはバニー・ベリガン、クラリネットはアーティ・ショウ。
当時のSP盤をクロニカルにコンプリート収録した「The Quintessential Billie Holiday, Vol.2: 1936」(このシリーズ、全部で10枚くらいあります)に収録されていましたが、廃盤になっているようなので、1935〜1944年の名唱を編纂した2枚組コンピレーション盤を紹介しておきます。
サイト内関連ページ ≫ standard songbook「Summertime」
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