Cantador(Like a Lover) / Tuck & Patti
|
Amazonでお買物できます。廃盤/在庫切れの場合もあります。ご了承ください。 |
タック&パティは、パティ・キャスカート(ヴォーカル)とタック・アンドレス(アコースティック・ギター)が1978年に結成したデュエット・グループ。
スタンダード・ソングからポップス、オリジナルまで、幅広いレパートリーを夫婦二人だけで演奏。
他の音(メンバーや楽器)を一切加えないシンプルかつアコースティックなプレイが、Jazzに癒しを期待する近年の傾向とマッチして人気を獲得。 レーベルから予想できるように、ジャンルにこだわりや先入観を持たないリスナーから支持されています。日本での公演も多いですね。
2004/06/14
|
Amazonでお買物できます。廃盤/在庫切れの場合もあります。ご了承ください。 |
紹介しているCDは、1963年にキャピトルからリリースされたコンピ盤を新たに日本で編纂した東芝EMI盤。
伴奏はポール・ウェストン楽団。
2004/06/15
|
Amazonでお買物できます。廃盤/在庫切れの場合もあります。ご了承ください。 |
カウント・ベイシーは、1904年8月、ニュージャージー州レッドバンク生まれ。
最初はドラマーだったが、すぐにピアノに転向。1935年にベニー・モーテンが死去した後、分裂した同楽団の一つを引き継いだのがカウント・ベイシー楽団の始まりでした。
紹介しているCDは、レスター・ヤング、ハリー・スィーツ・エディソン、バック・クレイトン、ハーシャル・エヴァンスなど、豪華メンバーを擁していた時代の代表曲18曲を、映像ドキュメンタリー作家のケーン・バーンズが編纂したもの。
『黄金時代のカウント・ベイシー』(4枚組LP−のちにCD化)という、1937〜39年のデッカ・レコーディングを日本で編纂した優れた音質のコンピレーション盤がビクター音楽産業からリリースされていて、本来ならこちらを推薦したいところですが、現在廃盤/在庫切れになっています。
2004/06/16
|
Amazonでお買物できます。廃盤/在庫切れの場合もあります。ご了承ください。 |
ジョン・ピザレリは、1960年4月6日、ニュージャージー州パターソン生まれ。
十代の頃から、父親のバッキー・ピザレリ(ギター)とステージで共演。1980年に親子デュオの『2X7/バッキー&ジョン・ピザレリ』でレコード・デビュー。
このCDは、2002年にニューヨークのライブハウス「バードランド」で行われたトリオ結成10周年記念のステージを収録した2枚組。メンバーは、ジョン・ピザレリ(ヴォーカル&ギター)、レイ・ケネディ(ピアノ)、マーティン・ピザレリ(ベース)。
トリオ時代のナット・コールのスタイルを踏襲した演奏は、スウィング感抜群で小粋。 ナット・コールに捧げた『Dear Mr. Cole 』(Silvertone)、『P.S. Mr. Cole 』(RCA)や、ビートルズ・カバー集の『Meets The Beatles 』(RCA)もオススメです。
「Moonlight Becomes You」は、「Imagination」のジョニー・バーカーとジェイムズ・ヴァン・ヒューゼンのコンビによる1942年の曲。
2004/06/17
|
Amazonでお買物できます。廃盤/在庫切れの場合もあります。ご了承ください。 |
オランダの歌姫リタ・ライスが、アメリカのミュージシャンと共演した1枚。
伴奏にアート・ファーマー(tp)、リー・コニッツ(as)、サヒブ・シハブ(bs)など豪華メンバーが参加し、編曲をオリヴァー・ネルソンが担当。 1965年10月、リタが40歳のときの録音。日本だけの限定プレス盤。
モニカ・ゼタールンドやアン・バートン、最近ではカーラ・ヘルムブレヒトなど、ヨーロッパ出身の女性歌手は総じてブルース感覚が希薄なので、逆にそこが洗練された(泥臭くない)魅力となって日本では人気があります。
このアルバムでのリタ・ライスは、中年期で声質が図太くなっているうえにオリヴァー・ネルソンのゴリゴリしたアレンジに煽られ、とても欧州の歌手とは思えない迫力と貫禄をみせています。
2004/06/18
|
Amazonでお買物できます。廃盤/在庫切れの場合もあります。ご了承ください。 |
モダン・ジャズ・カルテットは、ディジー・ガレスピー楽団のリズム・セクションだったジョン・ルイス(ピアノ)、ミルト・ジャクソン(ヴァイブラフォン)、パーシー・ヒース(ベース)、ケニー・クラーク(ドラムス)により、1951年に結成されました。
1955年2月にドラムスがコニー・ケイに交替して以降、幅広いファンに支持され、1974年に解散するまでメンバーは不動。
MJQは、ミルト・ジャクソンの猛烈強烈なブルース魂(だましい)と、ジョン・ルイスの雅(みやび)なバロック趣味という、絶対的に水と油にしか思えない個性が、パーシー・ヒースとコニー・ケイという超一流の庭師によって巧妙に接ぎ木されたキマイラです。
1981年10月、日本でのリユニオン・コンサートを契機に再結集。
1994年、コニー・ケイの死去により自然解散。
「Concorde」はジョン・ルイスのオリジナルで、パリの中央部、セーヌ川北岸にあるコンコルド広場の意。この場所で、マリー・アントワネットは斬首されました。
1955年7月2日、ニュージャージーにて録音。
2004/06/19
|
Amazonでお買物できます。廃盤/在庫切れの場合もあります。ご了承ください。 |
砂糖は買わなくっていいよ、君がカップを触っただけで充分さ
ハニーサックル・ローズ、君はぼくの砂糖なのさ。
ハニーサックル・ローズは、スウィート・ハート(恋人)の渾名。
ハニーサックル(忍冬)とローズ(薔薇)を合成させ、甘い香りを強調してます。 もう、なにも付け加えることはありません。 どうぞお倖せにって言うか、勝手にやってろ、みたいな…… 人生、そんな時もなきゃ淋しいですからね……長く続かないけど。
作詞はアンディ・ラザフ、作曲はトーマス・ファッツ・ウォーラー。
1929年のヒット・ソング。 ところで、ファッツ・ウォーラーはその名の如く、人並みはずれたファッツ(デブ)だったのですが、その原因は甘いモノの食べ過ぎだったのでしょうか? 甘味については知りませんが、ファッツ・ウォーラーがたいへんな酒好きで、酒瓶を肌身離さず持ち歩き、ところ構わず呑んでいたのは有名です。それで39歳の若さで死んじゃいました。 アルコールやクスリが原因で若死にしたジャズメンの悲劇はよく語られますが、ファッツ・ウォーラーの死は、あまり話題に上りませんね。 リラックスした陽気な曲ばかり作っていたからでしょうか……それとも外見が悲劇に相応しくない(デブ)だったから? ビリー・ホリデイよりも短い人生だったのに。 やっぱり陽気なデブは、悲劇の主人公になりにくいですね。
2004/06/20
|
Amazonでお買物できます。廃盤/在庫切れの場合もあります。ご了承ください。 |
ジョニー・ハートマンは、1932年7月、イリノイ州シカゴ生まれ。
音楽大学で声楽を学ぶかたわら、在学中からナイトクラブに出演。 第2次世界大戦後、アール・ハインズやエロール・ガーナーと共演したことにより、Jazzファンにも注目されるようになりました。
ハートマンのレパートリーは広く、カントリー・ミュージックやポップスなどの録音もありますが、温かく深みのあるバリトン・ヴォイスは、このアルバムのようなバラッドを唄うときに最も本領を発揮します。
伴奏はジェラルド・ウィルソンの編曲・指揮によるビッグバンド。
1966年2月録音。
2004/06/21
|
Amazonでお買物できます。廃盤/在庫切れの場合もあります。ご了承ください。 |
ジョン・ピザレリが、敬愛するナット・キング・コールの愛唱歌をあつめた1枚。
続編の『P.S. Mr. Cole』(RCA)もリリースされています。 同じような資質なのに、ナット・コールの物真似になっていないところに好感がもてますね。
トリオのメンバーは、ジョン・ピザレリ(g,vo)、ベニー・グリーン(p)、クリスチャン・マクブライド(b)。
1994年、ジョン・ピザレリ、35歳のニューヨーク録音。
2004/06/22
|
Amazonでお買物できます。廃盤/在庫切れの場合もあります。ご了承ください。 |
リー・ワイリーは、エレガントな容姿と歌唱で人気を得た、良くも悪くも、典型的な白人美人シンガー。彼女はスキャット・アドリブや極端なフェイクを加えずに唄うので、原曲の美しさがストレートに味わえます。
代表作『Night in Manhattan』(Columbia)の印象が強いので、生粋のニューヨークっ子と思い込んでいましたが、1915年オクラホマ州生まれ(しかもチェロキー・インディアンの血を引いている)でした。
ルビー・ブラフ(tp)、ジミー・ジョーンズ(p)、ビル・ペンバートン(b)、ジョー・ジョーンズ(ds)の伴奏を得て、地味なれど滋味なる1枚。
1954年、ニューヨーク録音。
2004/06/24
|