soe006 drinks Salty Coffee 今日の1曲(7)

ジャズ倶楽部

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スタンダードソングとモダンジャズ/今日の1曲


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Of Course It's Crazy / Rosemary Clooney
Girl Singer (Concorde)

Girl Singe
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2002年1月に亡くなったローズマリー・クルーニーの、1992年録音。
ローズマリー・クルーニーは、1928年ケンタッキー州生まれ。
妹とともにクルーニー・シスターズを結成し、オハイオ州シンシナティのラジオ局で活動を開始。1947年にトニー・パスター楽団とローズマリー・シスターズの一員としてレコード・デビュー。
1949年にソロ歌手として独立し、51年録音の「家においでよ Come On-A My House」や「テンダリー Tenderly」(アレンジはパーシー・フェイス)がミリオンセラーとなってトップ・スターの仲間入りを果たしました。
50年代は映画女優としても活躍し、『ホワイト・クリスマス』など6本の映画に出演。晩年はテレビドラマ『ER』にもゲスト出演していました(ドクター・ロス役のジョージ・クルーニーはロージーの甥っ子)。
デューク・エリントンとレコーディングした最初のソロ歌手としても有名です。
70年代後半からConcordレーベルに精力的に録音を残していますが、『Girl Singer』は、そうしたなかの1枚。ウエスト・コーストの名手たちの伴奏を得て、熟年ならではの味のある歌唱が愉しめます。
2004/09/07

When It's Sleepy Time Down South / Louis Armstrong
Louis Armstrong - All-Time Greatest Hits (MCA)

All-Time Greatest Hits
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ルイ・アームストロング、1900年7月4日ニューオリンズ生まれ。
1970年7月6日ニューヨークの自宅で死去。
1940年代にチャーリー・パーカーが登場するまで、サッチモはすべてのジャズ・シーンの最先端であり王様でありました。
「When It's Sleepy Time Down South」はサッチモのレパートリーのひとつで、多くの録音が残されています。
今回は、ポップス中心に選曲構成されたコンピレーション盤をご紹介しました。
2004/09/08

Blue Danube / Les Brown & His Band
The Best of the Rare Les Brown & His Orchestra (Okeh/Collectables)

The Best of the Rare Les Brown
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ジャズのビッグバンドというと真っ先に挙げられるのが、カウント・ベイシー楽団とデューク・エリントン楽団。ポピュラーな人気でベニー・グッドマン楽団とグレン・ミラー楽団。西海岸の洗練されたサウンドのスタン・ケントン楽団あたりまではスラスラと出てきます。
しかし、スウィング期(1930〜40年代前半)に最も人気があったのは、レス・ブラウン楽団でした。当時を描いた映画などでダンスバンドが登場する場合、ほとんどこの楽団のスタイルを模倣しています。
レス・ブラウン楽団の特徴は、明快なアレンジで曲想が分かりやすいこと。ノリがいいのでダンスにぴったりです。
ダンスに合うんだったらなんでもスウィングさせちゃえってことで、ポピュラー・クラシックをダンス曲にアレンジしてヒットさせました。この「Blue Danube」はもちろんヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」が原曲ですが、他にビゼーの「アルルの女」をダンス・アレンジした「Bizet Has His Day」やチャイコフスキーの「くるみ割り人形」なども、スウィング・ジャズ化しています。
余談ですが……1970年代にジャズ界の山師・クリード・テイラーが子飼いのアレンジャー(ボブ・ジェームスやドン・セベスキーなど)に、「はげ山の一夜」や「アランフェス協奏曲」や「モルダウ」をフュージョン・アレンジさせていたのは、往年のビッグバンド・ジャズの再現を試みていたからでしょう。
レス・ブラウン楽団は、1983年のオーレックス・ジャズ・フェスティバルで来日しました。このときのステージには、ゲスト歌手としてローズマリー・クルーニーも登場し、豪華でにぎやかなものでした。
2004/09/09

Born To Be Blue / Agneta Baumann
Sentimental Lady (Toucha Music)

Sentimental Lady
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スウェーデンの歌手、アグネッタ・バウマンの復帰3作目。トランペット、ピアノ、ベース(ドラムス抜き)のトリオが伴奏を務めています。
日本ではまだ紹介されていないので、ほとんど無名の人ですが、これは意外な拾い物でした。
Bosse Broberg(tp)、Gosta Rundqvist(p)、Palle Danielsson(b)……バッキングの三人は、全員スウェーデンのミュージシャンらしく、なんと発音していいのか見当がつかない(自信がない)ので、カタカナ表記は諦めました。
アルバムはバラッド集で、全編しっとりムードのハスキー・ヴォイスが、秋の香りを漂わせています。
ときおり挿入される哀愁のトランペットも良好で、アン・バートンやヘレン・メリルが好きな人、深夜に小音量で聴くのが好きな人はハマるかも。
「Born To Be Blue」は、「The Christmas Song」で有名な名コンビ、ロバート・ウェルズとメル・トーメによる作。
2001年11月、ストックホルムでの録音(リリースは2002年5月)。
2004/09/10

Glad to Be Unhappy / Lee Wiley
Duologue (Storyville)

Duologue
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リー・ワイリー(vo)、ルビー・ブラフ(tp)、ジミー・ジョーンズ(p)、ビル・ペンバートン(b)、ジョー・ジョーンズ(ds)。
このアルバム『Duologue』には、以上のメンバーによるリー・ワイリーのヴォーカル8曲と、エリス・ラーキンスのソロ・ピアノ4曲が収められています。
1954年、ニューヨーク録音。
「Glad to Be Unhappy」は、今年の春に日本でも公演されたミュージカル『On Your Toes オン・ユア・トウズ』(初演は1936年)のナンバー。
作詞・作曲はロレンツ・ハート、リチャード・ロジャース。
2004/09/11

In the Chapel in the Moonlight / Dean Martin
Dino: The Essential Dean Martin (EMI)

Dino: The Essential Dean Martin
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1936年にビリー・ヒルが作詞作曲し、シェップ・フィールズ楽団などが録音。邦題「月のチャペル」でも知られているポピュラー・ソング。
1965年にキティ・カレンのレコードがミリオン・ヒットとなり、便乗で録音したディノのレコードも、1967年にビルボード誌のポップス・チャートにランクインしています。
伴奏はアーニー・フリーマン編曲・指揮のオーケストラ。
ジャズメンによる演奏盤は少ないですが、ソニー・ロリンズの『Sonny Rollins and the Contemporary Leaders』(Contemporary)は快演です。
サイト内関連ページ ≫twelve storys「ディーン・マーチン」
2004/09/12

Lullaby of Birdland / George Shearing Quintet
Lullaby of Birdland (Verve)

Lullaby of Birdland
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ジョージ・シアリングは、1919年8月ロンドン生まれ。
生まれたときから視力がなく、盲学校でクラシック・ピアノを修得。
ファッツ・ウォーラーやテディ・ウィルソンのレコードを聴いてジャズに転向し、ロンドンではトップクラスの評価を得ます。
英国の人気に気を良くして1947年に渡米したものの、ニューヨークでは盲人のピアニストというだけでは売り物にならず、49年にレナード・フェザー(米国のジャズ評論家)の勧めで、ピアノ、ヴァイブ、ギター、ベース、ドラムスのユニークなクインテットを結成。
これが成功し、女性ヴィブラホン奏者のマージョリー・ハイアムスを擁した第1期「オリジナル・クインテット」は、1949年2月から50年7月までに24曲を録音。これらは後年『September in the Rain 九月の雨』という2枚組LP(Verve)にまとめられました。
(現在は1枚のCDに24曲を収録)
『Lullaby of Birdland バードランドの子守歌』は、第2期クインテットによる、その後の演奏を収めたコンピレーション盤。
「オリジナル・クインテット」盤とジャケット・デザインが似ているので要注意。
「バードランド」は、チャーリー・パーカーの愛称「バード」にちなんで命名された、マンハッタン52丁目のジャズ・クラブのこと。
シアリングのオリジナル曲で、後にB.Y.フオスターが歌詞を付けて多くの歌手に唄われるようになりました。
2004/09/13

Misty / Sammy Davis Jr. & Laurindo Almeida
Sammy Davis Jr. Sings Laurindo Almeida Plays (Reprise)

Sammy Davis Jr. Sings Laurindo Almeida Plays
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2005/03/19 追記
Collectors Choice MusicよりCDリリースされました。
今回はオリジナル盤と同内容(10曲収録)で、ボーナス・トラックの「Misty」は収録されていないようです。
40代以上のオジサン、オバサンには、「う〜ん、ダイナマイト!」の洋酒CMでお馴染みのサミー・デイビスJr。
小柄な体躯からは想像つかないダイナミックなタップダンスと声量たっぷりの歌声で有名ですが、このアルバムではローリンド・アルメイダのギター1本を相手に、シミジミとバラッドを語っています。
1966年6月録音。
星の数ほどあるバラッド・アルバムのなかでも、十指に数えられる名盤です。
CD化されていないと(サイト内のどこかのページに)書いたら、親切な方から「DCCというレーベルで一度CDリリースされたことがある」とご教示いただきました。「Misty ミスティ」は、DCCでCDリリースされた際に追加されたボーナス・トラックで、オリジナルLP盤(10トラック収録)未収録だった曲。
(未発表テイクではなく、これまでもベスト盤などに収録されていました)。
CDは現在廃盤で入手困難。ヴォーカル盤の発掘に熱心な東芝EMIさん、日本盤CD出しませんか?
「Misty ミスティ」は、エロール・ガーナーが飛行機の窓から霧にけむる風景を眺めながら作曲したというエピソードで有名な、甘美なバラッド。作詞はジョニー・バーク。
サイト内関連ページ≫twelve storys「サミー・デイビスJr」
2004/09/14

I'm Circus / Mark Murphy
Meet Mark Murphy (Decca)

Meet Mark Murphy
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マーク・マーフィー、24歳(1956年録音)のデビュー・アルバム。
マーク・マーフィーは、1932年3月ニューヨーク州生まれ。
彼の名前が世間に知られるようになったのは、Riversideに移籍した後の『RAH!』(1961年)からで、DeccaとCapitolからリリースされた初期の5枚のアルバムは、ほとんど注目されませんでした。
このCDも、ヴォーカルものに熱心な日本のレコード会社が復刻したアルバムで、日本だけのリリースです。
伴奏(ストリングス付き)の編曲・指揮は、サントラ愛好家には『ラッキー・レディ』や、『オール・ザット・ジャズ』『コーラスライン』の音楽監督としても知られているラルフ・バーンズ。
溌剌とした声、粋で達者なフレージングが愉しめる1枚です。
マーク・マーフィー公式サイト≫Mark Murphy's Home Page
2004/09/15

Young and Foolish / Agneta Bauman
Sentimental Lady (Toucha Music)

Sentimental Lady
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スウェーデンの歌手、アグネッタ・バウマンのバラッド・アルバム『Sentimental Lady』(2001年11月ストックホルム録音)からの一曲。
「Young and Foolish」は、1958年のブロードウェイ・ミュージカル『Plain And Fancy』のために書かれたバラッドで、アーノルド・B・ホウィットとアルバート・ハーグの作。
2004/09/16

2004/07/20〜07/30 ≪ 2004/09/07〜09/16 ≫ 2004/09/17〜09/30
soe006; E-mail address; soe006@hotmail.com