ｓｏｅ００６　アーサー・ブリスの映画音楽

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アーサー・ブリスの映画音楽
The Film Music of Sir Arthur Bliss (2001)

(Chandos CHAN 9896)

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『ようこそ女王陛下』
Welcome the Queen (1954・ニュース映画)
01　Welcome the Queen (6:47)

『来るべき世界』
Things to Come (1936)
02　プロローグ Prologue (2:31)
03　子供たちのためのバレエ Ballet for Children (3:38)
04　行進曲 March (3:37)
05　攻撃 Attack (1:53)
06　廃墟の世界 The World in Ruins (2:40)
07　疫病 Pestilence (2:52)
08　掘削 Excavation (1:53)
09　新世界建設 The Building of the New World (2:15)
10　マシーン Machines (1:26)
11　月要塞への攻撃 Attack on the Moon Gun (1:18)
12　エピローグ Epilogue (7:33)

『英国王宮』
The Royal Palaces (1966・ＴＶドキュメンタリー／日本未公開)
13　Queen Victoria's Call to the Throne (3:03)
14　The Ballroom in Buckingham Palace (3:59)
15　Joust of the Knights in Armour (George IV's reign) (1:35)
16　Melodrama: The Murder of Rizzio in Holyrood House (2:39)
17　The Royal Palace, Theme (3:38)

『シーザーとクレオパトラ』
Caesar and Cleopatra (1944／リジェクテッド・スコア)
18　Overture (3:17)
19　The Sea (2:47)
20　Dance Interlude I (2:03)
21　Dance Interlude II (1:12)
22　Dance Interlude III (1:18)
23　Barcarolle (2:57)
24　Memphis at Night (1:38)
25　Supply Sequence (1:29)

『大空の征服』
War in the Air (1937／日本未公開)
26　Theme from War in the Air (1:44)

total time: 71:42

The BBC Philharmonic Orchestra
Conducted by Rumon Gamba
Recording Date: July 5, 2000

Arthur Bliss（1891～1975）
ロンドンの王立音楽大学でラルフ・ヴォーン・ウィリアムズ（『南極交響曲』）に師事。
その後、ストラヴィンスキーやフランス６人組（ミヨーとかオネゲルなど）に影響を受け先鋭的な作風の管弦楽や室内楽、バレエ音楽、合唱曲などを発表。
1950年にナイトの称号を授与され、1953年からは女王音楽顧問 (Master of the Queen's Music) として英国王室楽長の任に就く。
晩年は作風を転換し、重厚かつ雄麗な、英国の伝統を引き継ぐ楽曲を書くようになった。『ようこそ女王陛下』は、エルガーの『威風堂々』と並ぶ行進曲の傑作。

1936年の『来るべき世界』は、映画音楽史に最初の刻印を刻んだ記念碑的作品。
発表当時（1935年３月）は７曲から成っていた組曲だったが、このＣＤでは2000年にフィリップ・レーンによって復元された11曲構成の組曲が、ラモン・ガンバ指揮、ＢＢＣフィルハーモニック管弦楽団によって披露されている。
シンフォニック・スコアの特性を最大限に活かし、映画音楽の可能性を世界に知らしめた功績は、もっと高く評価されてよい。

1944年の『シーザーとクレオパトラ』は、映画未使用のリジェクテッド・スコア。
（実際の映画にはジョルジュ・オーリックの楽曲が使用された）

1937年に完成したものの、第２次世界大戦のゴタゴタから1940年になって公開された『大空の征服』も、『来るべき世界』と同じく、映画公開の前に６曲から成る組曲として発表された。このＣＤには組曲のラスト・ナンバーである「行進曲」が収録されている。

アーサー・ブリス／Amazon.co.jp

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The Film Music of Sir Arthur Bliss (2001)