1818年
作詞/ヨーゼフ・モール Joseph Mohr
作曲/フランツ・グルーバー Franz Gruber
静かな夜、聖なる夜
すべては穏やかで、すべては輝きに満ちている
聖母マリアとその幼子は、優しく和やかに
天使の如く安らかに、優しく和やかに眠る
静かな夜、聖なる夜
羊飼いは空を仰いで驚く
天国から神の光が射し、天使たちがアレルヤと歌っている
ここに救世主が生まれたと、天使たちは歌っている
静かな夜、聖なる夜
暗闇は去り、すべてに明るさがもたらされる
羊飼いは天使たちの歌声を聞く
イエスの誕生を告げる歌を、羊飼いは聞く
1818年、クリスマス・イヴのミサのために、オーストラリアの寒村にあった教会の神父ヨーゼフ・モールが作詞し、教会のオルガニストだったフランツ・グルーバーが作曲。
日本では「きよしこの夜」の邦訳で親しまれている曲です。
(歌詞はちょいと異なりますけどね)
クリスマス・ソングの大半がそうであるように、この曲も長い間教会のミサで歌われていたのですが、1942年にビング・クロスビーのレコードが大ヒットして以降、ポピュラー・ミュージックとしても扱われるようになりました。
歌詞は英訳されたりしているうちに書き加えられ、7番まであるそうですが、すべてを唄っているレコードは見掛けません。普段は1番を繰り返したり、1番と2番とか、1番と3番とか、適宜チョイスして唄われています。
大ヒットを飛ばしたビング・クロスビー盤と、静謐なア・カペラ・コーラスによる2枚のクリスマス・アルバム(シンガーズ・アンリミテッドとザ・リッツ)、それにシャープな感覚が新鮮なスペシャルEFXによる演奏盤(GRP)を紹介しておきます。
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